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重陽の節句の日

記録的に強い台風15号が足早に通過し、各地域に、様々な被害をもたらせました。
被害に遭われ方々に心からお見舞い申し上げます。
今日9月9日は、重陽の節句の日。
旧暦の9月9日、太陽暦では10月中旬と言われています。しかし、本当に暑い日です。

季節の花は「菊」です。古来、秋もっとも美しい花は、菊、とされてきました。
もっとも、今では、品種改良で、沢山の秋の花がありますが。

菊は桜と並んで日本の国花です。

菊は、「寿命延ばす花」と言われています。
五節句を締めくくる行事として、重陽の節句は、江戸時代には大変盛んでした。
中国では、2000年前の、漢の時代から、日本では、1000年前の、平安時代から、菊酒を飲み、長寿を祈る行事です。

江戸時代には、この時期、旬の、「栗ご飯」を食べる風習もあったそう です。
このため、重陽の節句は、栗の節句とも呼ばれています。
重陽は、陽が重なる、と記すことから、大変おめでたく、不老不死も意味し「繁栄を祝う」意味合いもあります。
又、今日は、桃の節句から半年後に当たる日です。雛人形を虫干しも兼ねて、飾り、健康長寿や厄除けを祈る、「後の雛」、という風習がある地域もあります。
日常の忙しさにかまけて、昔からの伝統的な行事の多くが、「すたれて」います。
私達は今一度、季節の節目を大切にし、伝統的な行事に想いをはせることが必要ではないかと思います。今日は雛人形と菊を見ながら、一杯やりたいです。

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