1月14日は「どんど焼き」の日です。
お正月飾りや書き初などを持ち寄って「燃やす」行事です。
小正月の行事ですから、1月14日又は15日に行う地域が多いです。
「どんど焼き」は日本全国で行われる「国民的行事」でもあります。
呼び名は地域によってまちまちです。
一番多い呼び名は「どんど焼き」で、約50%、「とんど焼き」が9%、「左義長」が8%と続き、私の地域では「どんどん焼き」と呼び、全国では2%くらいの割合の呼称です。
どんど焼きの火(炎)は、年神様を送る「火」ですから、この火(炎)で焼いた「団子🍡」を食べると「一年間健康に過ごせる」とされています。(年神様を送る火には、若返りの効果があるということ)。
なぜ「どんど焼き」と呼ばれるのかは、どんどん燃える様子から等諸説ありますが、「音の響き」からついたようです。
由来は平安時代の宮中行事「左義長」を起源とする説が有力でした。
しかし、近年の調査研究では日本独自の民俗行事ではなく、アジア、ヨーロッパの各地域で類似の民俗行事が行われていることが、明らかになりました。
小正月行事は、新年元旦の大正月の行事を終え、この1年の豊作、防災、健康、子孫繁栄を「集落単位」で祈る行事で、クライマックスとなる火祭りが「どんど焼き」です。
祭りの主体は子どもたちです。
大正月が「家族」が主体で祝うのに対して、小正月は「集落」というコミュニティが主体で、地域総出で祝い、祭りが行われます。
「NPO地域資料デジタル化研究会、小正月行事全国国際調査」によると「日本の小正月の行事は、SDG,sの趣旨を先取りした、地域文化遺産」と言えるとしています。
速やかに「ユネスコ無形文化遺産」に登録されるべきとも言っています。
現代のテロと暴力、不寛容に満ちた世界情勢の中で、世界の人々が国家、民族、宗教の壁を越え、新年新春の火祭り行事を通じ「地域コミュニティの繁栄と生命の再生へ、そして平和と幸福の祈り」という共通の価値観を共有しています。
このことは、「小正月の祈りにこそ、人類の和解へ解決の糸口が見つかる可能性がある」と提起しています。
今日改めて、祭りの「火」に団子をかざしながら、家族の健康と地域の繁栄を祈り、「どんどん焼き」が世界の平和を守る「凄い行事」なんだなと痛感しました。
「どんどん焼き」、🙌ばんざーい‼️
どんど焼き
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