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11:02

今日8月9日は、長崎の「原爆の日」。
74年前の11時02分、人類史上2度目の原子力爆弾が長崎に投下されました。
当時の長崎市の人口は約24万人に対して原爆によって亡くなられた方が約7万4000人、重軽傷7万5000人、全半壊の家屋が約4割と爆心地から2km四方は完全な焼け野原になってしまいました。
爆心地の熱線の温度は約4000度。
負傷した人達は焼けただれ水を求め呻き叫びながら亡くなっていったそうです。
犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。

その御霊に水を捧げ、冥福を祈り、世界平和を祈るため「平和の泉」が建立されました。
家族を探し、怪我人の手当てをした多くの人々が未だに原爆症で苦しんでいらっしいゃいます。
被爆された方々は戦後増加を続け、1982年のピーク時には37万人(認定された)の方々が、原爆症で苦しまれました。
その数は高齢化等で減少し、昨年は14万5844人とピーク時の半数以下となっています。
しかし、今なおその苦しみは継続しています。
「8月」は全国で様々な催しや報道がなされ「戦争の歴史」を改めて考え、平和への祈りを捧げる「月」です。
2015年のNHKの調査によると、長崎の原爆投下の日を知っている方は、全国で26%、広島の原爆投下の日は30%の方々が知っていると報道されました。
原爆の投下日という基本的な事実すら伝わっておらず、記憶の風化が明確になっております。
今まで以上に「体験の継承」、「風化をさせない」、そして「核兵器の廃絶を着実に実行しなければいけない」と強く感じます。

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